
「矯正用アンカースクリューって聞いたことはあるけど、どんなものなの?」「小さなネジを骨に埋め込むって、怖くないの?」そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
矯正用アンカースクリューは、歯並びをより効率よく整えるために使われる補助装置です。適切に使用することで、抜歯を回避できる可能性が高まるなど、従来の矯正治療では難しかった動きを実現することが期待できます。
- ✅矯正用アンカースクリューの仕組みと役割がわかる
- ✅処置時の痛みや期間・費用の目安がわかる
- ✅メリット・デメリットと向いている方の特徴がわかる
矯正用アンカースクリューとは?基本をおさえよう
「歯の矯正に使う小さなネジ」の正体
矯正用アンカースクリューとは、矯正治療の補助として歯肉(歯ぐき)や顎の骨に一時的に埋め込む小さなチタン製のネジのことです。「矯正用ミニスクリュー」「TAD(Temporary Anchorage Device)」「スケルトンスクリュー」などとも呼ばれることがあります。
直径は1〜2mm程度、長さは6〜12mm程度と非常に小さく、矯正治療が終わったあとは簡単に取り外すことができます。インプラント治療に使われる人工歯根とは異なり、骨と結合させることを目的とせず、あくまで治療期間中の一時的な固定源として使用されます。
矯正治療における「固定源」とは
歯列矯正では、「引っ張る力」と「引っ張られる力」のバランスが大切です。この「反作用で動いてほしくない歯まで動いてしまう」という問題を防ぐために使われるのが、固定源の考え方です。矯正用アンカースクリューは骨に固定されているため、反作用の影響を受けにくい安定した固定源となります。これにより、狙った歯だけを効率よく動かせることが期待できます。
ワイヤー矯正・マウスピース矯正どちらでも使われる
アンカースクリューはワイヤー矯正(ブラケット矯正)との組み合わせで使われることが多いですが、インビザラインなどのマウスピース矯正と併用されるケースも増えています。治療の目標や歯の動かし方によって、担当医が必要性を判断します。
アンカースクリューが必要になる理由と仕組み
どんなケースで使われるの?
Point 01 前歯を後ろに引っ込めたいケース
出っ歯(上顎前突)の矯正
上の前歯が出ている「出っ歯」の状態を改善したい場合、前歯を大きく後方へ移動させる必要があります。アンカースクリューを奥歯の近くの骨に埋め込み、奥歯を動かさずに前歯だけを確実に引っ込める動きを補助します。
Point 02 奥歯を後ろに移動させたいケース
抜歯を回避したい・スペース確保
歯が並びきらない状態(叢生・でこぼこ)を治す際、アンカースクリューを活用して奥歯全体を後ろへ移動させることで、抜歯をせずにスペースを確保できる可能性が広がりました。ただし、顎の骨の大きさや歯の状態によって適応が異なります。
Point 03 歯の高さ(垂直方向)を調整したいケース
過蓋咬合・開咬などの改善
上下の歯が深く噛み合いすぎる「過蓋咬合」や、前歯が噛み合わない「開咬」などの場合、歯を垂直方向に動かす必要があります。アンカースクリューを固定源として活用することで、より細かな調整が期待できます。
チタン素材が使われる理由
矯正用アンカースクリューにはチタン合金が使われています。チタンは生体親和性が高く、骨や組織に対して刺激が少ない素材として医療分野で広く用いられています。また、金属アレルギーのリスクが比較的低いことも特徴のひとつです。ただし、金属アレルギーをお持ちの方は事前に担当医にご相談ください。
処置の流れと痛みについて
埋め込みから取り外しまでのステップ
矯正用アンカースクリューの処置は、一般的に次のような流れで進みます(個人差があります)。
まず、埋め込みを行う場所を決定し、歯肉に局所麻酔を施します。麻酔が効いた状態で専用のドライバーを使ってネジをゆっくりと骨に埋め込みます。処置時間は通常10〜20分程度のことが多く、局所麻酔が効いていれば処置中の痛みはほとんど感じないという方が多いようです(個人差があります)。
埋め込んだ翌日〜3日程度は、周囲の歯ぐきに鈍い痛みや違和感を感じることがありますが、市販の鎮痛剤が効くレベルであるケースが多いとされています。矯正治療が完了したら、埋め込みと同様に局所麻酔を使ってスクリューを取り外します。取り外しも短時間で終わることが多く、埋め込みよりさらに簡単な処置とされています。
脱落することはある?
アンカースクリューは骨と完全に結合しているわけではないため、まれに脱落することがあります。脱落率は使用する部位や個人の骨の状態などによって異なります。脱落してしまった場合は、再埋入することができる場合もありますので、担当医にすぐご相談ください。
⚠️ 注意
アンカースクリュー埋入後は、歯ブラシや歯間ブラシを使ってスクリュー周囲を清潔に保つことが大切です。不潔な状態が続くと、周囲の歯ぐきに炎症が起きて脱落リスクが高まることがあります。担当医から指導されたケア方法をしっかり実践しましょう。
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アンカースクリューのメリット・デメリット
メリットとデメリットを正しく理解しよう
メリット
- ○抜歯を回避できる可能性が広がる
- ○狙った歯だけを効率よく動かせることが期待できる
- ○治療期間の短縮につながるケースがある
- ○患者さんの協力に依存しない固定源として機能する
- ○取り外しが容易で骨への負担が少ない
- ○難しい歯の移動(垂直・大きな移動量)に対応できる可能性がある
注意点・デメリット
- △埋め込み・取り外しに小さな外科的処置が必要
- △まれに脱落することがある(個人差があります)
- △周囲の清潔管理が重要で、怠ると炎症リスクがある
- △スクリューが気になって不快感を覚える方もいる
- △すべての矯正ケースに適応されるわけではない
- △別途費用が発生することがある(保険・自費によって異なる)
よくある誤解:「骨に埋め込む=インプラントと同じ?」
「アンカースクリューもインプラントも骨に埋めるネジなんでしょ?」と混同されることがありますが、この2つは目的も構造も大きく異なります。インプラントは骨と結合させて人工歯根として長期間使用するものです。一方、矯正用アンカースクリューは骨と結合させず、矯正治療の補助として一時的に使うものです。「インプラントのような大きな手術」とイメージする必要はありません。
費用・期間の目安と保険適用について
アンカースクリューの費用はどのくらい?
矯正用アンカースクリューの費用は、保険適用か自費診療かによって大きく異なります。また、矯正治療全体の費用に含まれる場合と、別途加算される場合があり、クリニックによっても異なります。一般的に、歯科矯正治療は自費(保険外)診療となることがほとんどです。ただし、顎変形症などの特定の条件を満たす場合は保険診療の対象となることがあります。費用の詳細については、矯正相談の際に担当医から詳しくご説明しますので、まずはお気軽にご相談ください。
治療期間の目安
アンカースクリュー自体の使用期間は、矯正治療のステージによって異なりますが、数か月〜治療全体を通じて使用するケースまでさまざまです。矯正治療全体の期間は、歯並びの状態や治療方法によって異なりますが、一般的には1年半〜3年程度が目安とされています(個人差があります)。
⚠️ 注意
矯正治療の期間・費用は、お一人おひとりの歯並びや顎の状態、治療方法によって大きく異なります。ここに記載した内容はあくまで一般的な目安であり、個人差があります。詳しくはカウンセリングにてご確認ください。
せがわ歯科クリニックの矯正治療へのこだわり
インビザラインから歯科用CTまで、幅広い対応力
三重県伊賀市にあるせがわ歯科クリニックでは、矯正治療を検討されている方に対して、できる限り歯を抜かず・削らない方針のもと、一人ひとりのお口の状態に合わせた治療計画をご提案しています。
- ★インビザラインライセンス取得の副院長が対応:副院長の瀬川貴士は、朝日大学歯学部卒業後に大阪歯科大学附属病院や歯科クリニックでの勤務経験を経て、インビザラインのライセンスを取得。マウスピース矯正を希望される方にも対応しています。
- ★小児矯正にも注力:副院長は小児矯正治療にも力を入れており、お子さまの成長段階に合わせた矯正相談が可能です。キッズスペース完備で、お子さまも安心して通院いただけます。
- ★歯科用CTによる精密な診断:歯並びや顎骨の状態を立体的に確認できる歯科用CTを導入。アンカースクリューの埋入位置なども、より安全に検討することが可能です。
- ★週2回通院可能な2名体制:院長・副院長の2名体制で、週2回の診療枠にも対応しています。矯正治療は定期的な来院が必要なため、通院しやすい体制を整えています。
- ★インプラント学会所属・20年の実績:院長は歯科医師歴40年以上、インプラント治療歴20年余の経験を持ちます。副院長もインプラント学会に所属しており、総合的な歯科治療力を備えています。
????⚕️ 院長コメント
「歯科医になることがゴールではなく、日々進歩する医療を勉強し続けることが大事」という父からの教えを受け継ぎ、現在も大阪の歯科医院に通い続けながら最新の知識と技術を研鑽しています。矯正治療においても、天然の歯をできるだけ残すという理念のもと、一人ひとりに寄り添う診療を心がけています。アンカースクリューをはじめとした補助装置の活用も、患者さまの歯を守るための選択肢のひとつとして、丁寧にご説明してまいります。
よくある質問(FAQ)
Q. アンカースクリューを埋め込む処置は痛いですか?
A. 処置の際には局所麻酔を使用しますので、埋め込み中の痛みはほとんど感じないという方が多いです(個人差があります)。処置後は周囲の歯ぐきに数日間、違和感や軽い痛みが出ることがありますが、鎮痛剤で対応できるケースが多いとされています。心配な方は事前に担当医にご相談ください。
Q. アンカースクリューは全員が使う必要があるのですか?
A. すべての矯正治療にアンカースクリューが必要なわけではありません。歯並びの状態や治療目標によって、担当医が必要かどうかを判断します。「使う可能性がある」と言われた場合は、理由や期待できる効果についてしっかりと説明を受けるようにしましょう。
Q. 矯正治療はどのくらいの頻度で通院が必要ですか?
A. 矯正治療の通院頻度は、治療方法や段階によって異なりますが、一般的には4〜6週間に1回程度のペースが多いです(個人差があります)。せがわ歯科クリニックでは院長・副院長の2名体制で週2回の診療に対応しており、通院しやすい環境を整えています。詳しくはご相談ください。
この記事のまとめ
- ✅矯正用アンカースクリューとは、矯正治療の補助に使う一時的なチタン製の小さなネジのこと
- ✅安定した固定源として機能し、抜歯を回避できる可能性が広がるなどのメリットが期待できる
- ✅埋め込み・取り外しは局所麻酔下で行う短時間の処置(個人差があります)
- ✅費用・期間は治療内容により異なるため、カウンセリングでの確認が大切
- ✅インビザラインや歯科用CTも備えるせがわ歯科クリニックで、まずはお気軽にご相談を
矯正治療のご相談はせがわ歯科クリニックへ
三重県伊賀市で40年以上の歯科診療実績。インビザラインライセンス取得の副院長が、お一人おひとりに合った矯正プランをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
???? TEL:0595-24-4011/〒518-0013 三重県伊賀市東条75-1
【診療時間】月火水金 9:00〜12:00 / 15:00〜19:00(受付18:00まで)/土 9:00〜15:00(受付14:30まで)/休診:木・日・祝
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監修医師プロフィール
瀬川 純(院長)
経歴
奥羽大学歯学部 卒業
奥羽大学附属病院 口腔外科
愛知学院歯学部附属病院 口腔外科
愛知県立職員病院 歯科
愛知県ガンセンター 麻酔科
せがわ歯科クリニック 開業(現在)
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。